熱中症予防ドリンクの作り方【暑い日の水分補給に】
この記事では、自分で作れる熱中症予防ドリンクのレシピをご紹介します。
夏場に汗だくでお酢の瓶詰め作業をしている蔵人に、先輩蔵人が作ってあげたのをきっかけに生まれました。
それ以来、夏場に蔵人は毎日このドリンクを作って飲んでいます。
熱中症の予防には、「のどが渇く前」の水分と塩分の補給が大事です。
ご自宅で作り必要なときにすぐに飲めるよう、ぜひお役立てください。
※本記事で紹介するドリンクは、熱中症予防を目的としています。熱中症の症状が進んでいる場合は、すぐに医療機関を受診してください。
1.熱中症予防ドリンクのレシピ
材料は以下の通り。水筒などに入れて混ぜるだけで完成です。
▼材料(約1100mlぶん作る場合)
※砂糖や塩の量は、お好みに合わせて調整してください。 |
以下の画像では、500mlのボトルで作っています。
弊社の蔵人曰く、「汗をかいた後に冷やしたものを飲むと抜群に美味しい!」。
夏場はぜひ冷やしてお召し上がりください。
なお、このレシピの塩分濃度は、環境省が推奨する、水分補給時の塩分濃度(0.1~0.2%)と同程度です。
水分だけでなく必要な塩分も摂れるほか、一般的なスポーツドリンクと比べて40%ほど糖分の摂取を控えられます。
2.ドリンクを作る時のポイント
【ポイント1】当日中に飲み切る
熱中症予防および衛生面から、その日必要な分だけ作り、当日中にお飲みください。
【ポイント2】お酢を入れる
熱中症予防ドリンクにお酢を入れることで、以下のような効果が期待できます。
- 疲労回復効果
- 防腐効果
また、塩と砂糖だけを入れる場合と比べ、酸味が加わりジュースのように飲みやすくなります。
このレシピで使っているお酢は、農薬不使用で栽培された国産の紅芋からつくられた「紅芋酢(べにいもす)」です。
お酢特有のクセが少なく、お酢が苦手な方にとっても飲みやすいのが特長です。
500mlのドリンクを作る場合、大きなサイズ(500mlサイズ)の紅芋酢なら、約33回分作れます。
1回あたり約79円と、毎日スポーツドリンクを買うよりも経済的です。
紅芋酢について、詳しくは以下のページからご覧ください。
3.水分補給の適切なタイミングと量
環境省が推奨する、適切な水分補給の仕方について解説します。
■飲むタイミング
「のどが渇く前」に水分補給するようにしましょう。
のどが渇いていれば、すでに体重の2%ほど水分が失われている可能性があります。
ちなみに、体重の「5%」の水分が失われると、意識不明瞭や呼吸困難を引き起こす危険があるとされています。
「のどの渇き=熱中症の前段階」と考えて、はやめに水分を摂るようにしましょう。
■適切な水分・塩分の摂取量
環境省では、食事に含まれる水分とは別に、1日あたり「0.1~0.2%の塩分濃度の水を、1.2L摂取する」ことを推奨しています。
1Lあたりの塩分量は、約1~2gです。
スポーツドリンクを飲めば塩分も補給できる一方で、糖分を過剰に摂取してしまう場合があります。
自分で熱中症予防用のドリンクを作れば、糖分や塩分の量を身体にあわせて調整できます。外出時に持ち運び、必要なときにすぐに飲めるため、熱中症を予防しやすくなります。
このページでは、熱中症予防におすすめのドリンクレシピを紹介しました。
なお、以下ページでは、食欲の出にくい暑い季節でもさっぱり食べられる、常備菜作りにオススメの調味酢をご紹介しています。
飲み物だけでなく食事からもお酢を摂り、夏バテしにくい身体を作りましょう。
●参考
熱中症環境保健マニュアル2022(環境省)
環境省熱中症予防情報サイト